実際に化粧品原料に触れ、同じ成分を配合しても配合量によって使用感の異なる化粧水ができることを学習します。
配合量を調整しながら自分好みのオリジナル化粧水を作りましょう。
化粧品成分検定の学習を通して身につけた化粧品成分知識を活かし『化粧水手作りキット』で更にステップアップしたい方、
これから学習をされる方、手作りコスメに興味がある方にお勧めです。
化粧水手作りキット 定価:2,970円(税込)
グリセリン 20mL
パームヤシ等の植物由来の保湿剤で、グリセリンを98.5%以上含有しています。グリセリンは吸収性と保湿性に優れているので、化粧水の材料として適した成分です。
BG 20mL
1,3‐ブチレングリコールの略で、よく利用される保湿剤です。石油から得られる成分を元に化学反応を繰り返して作られます。近年は、サトウキビ由来のBGも化粧品用原料として販売されていますが、石油由来でも、植物由来でも成分としての性質はほとんど変わりません。グリセリンよりサラッとした感触で、湿度に吸湿性が左右されにくいのが特徴です。抗菌性もありますが、BGだけで防腐しようとすると全体の20%以上の濃度が必要になり、肌に塗ったときにベタつき、使用感が悪くなります。また、植物エキスの抽出にもよく使われます。
ヒアルロン酸Na 10mL
ヒアルロン酸Na100%は粉末となるため、化粧品原料としては主に1%希釈の水溶液が保湿剤としてよく利用されています。ヒアルロン酸Naの水溶液には、保存性の問題で防腐剤を添加する必要があり、この手作りキットでは、フェノキシエタノールを防腐剤として採用しています。動物原料や遺伝子組み換え技術を一切使わない原料の中で、濁度も少なく、品質や実績的にも安定した高分子型を選びました。まわりの湿度が下がると吸湿性も下がる保湿剤が多い中、ヒアルロン酸Naはそのようなことがなく、常に優れた吸湿性を保ちます。
ソルビトール 10mL
ブドウ糖を還元して作られ、リンゴやナシなどにも広く存在する甘味料です。化粧品原料としては70%希釈の水溶液が保湿剤として利用されています。保湿効果、柔軟効果に優れ、乾燥から肌を守り水分を保つ働きがあります。また、低温で固まりやすい性質があります。
フェノキシエタノール 10mL
化粧品成分検定の公式テキストにも記載されていますが、フェノキシエタノールやパラベンなどの防腐成分は、法律上、化粧品への配合上限が1%未満と決まっています。
例えば、市販の50gの化粧品の場合、フェノキシエタノールの配合上限は、0.5mLです。
50mL容器(1本)
メモリ付きの容器で、裏面には各成分の配合量や作成年月日を記入する項目があります。
1mLシリンジ(5本)
各成分につき1本使用できるよう5本ご用意しています。
※別途、精製水が必要です。精製水は薬局でご購入いただけます。